| Sakaiura Family Antenna Systems |
May 16, 2007 |
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小笠原 父島の民宿:境浦ファミリーにアンテナを常設しました。
2007年のゴールデンウィークにJD1BLY/JI5RPT,小柳さんとJD1BMH/JG7PSJ 川野部さんと共に小笠原に行った際に、小笠原の民宿:境浦ファミリーにアンテナを常設してきました。

| アンテナ最終調整に向かう JD1BLY/JI5RPT 小柳さん。鳥がビックリして飛び立ちました。 |
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| 余裕で完成!なわけないでしょ。このピースサインが出せるまで、ほんとに大変だったのです。 |
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境浦ファミリーは、ここ数年ハムのメッカとして周知されてきました。境浦ファミリーには、アマチュアの運用に適したJA,Eu方向に見晴らしのよい高台に空き地とプレハブがあり、その空き地は民宿から300m程離れたところに位置し、周辺に民家が全く無い為、インターフェアは皆無です。また、民宿オーナーの遠藤さんは、アマチュアの運用を快く迎えてくれます。この空き地とプレハブは、境浦ファミリーにとって実質的にレンタルシャック風の扱いがされており、民宿の予約の際にプレハブからの運用を申し入れれば、どなたでも利用できます。
また、境浦ファミリーは2007年上旬にJARL QRP ClubのJA1BVA 齋藤さんがCQ誌にご紹介されてから人気急上昇中で、JA本土のアマチュアが毎月のように訪れ、ミニペディが行われています。
■小笠原ファミリーDXクラブ JD1YBO
初めに、境浦ファミリーに現状のレンタルシャック風の石杖を築いた小笠原ファミリーDXクラブ JD1YBOをご紹介します。JD1YBO(代表: BW3/JD1BKQ 木村さん)は、以前より境浦ファミリーから運用されていた方々が中心となり、2002年3月に小笠原ファミリーDXクラブ JD1YBOを創設。プレハブの上にルーフタワーを常設し、境浦ファミリーから運用される方は、JD1YBOが用意したミニマルチのHX52A(14/18/21/24/28Mの2エレ)をルーフタワーに載せるだけでビームアンテナを使用した快適なオペレートが行える体制を構築しました。
そして、JD1YBOのメンバーは、DXミーティング等で積極的に境浦ファミリーのアンテナシステムをご紹介。多くのアマチュアが境浦ファミリーを訪れるようになりました。その頃、私(JD1BLK/JM1LJS かい)もJD1BKQ 木村さんにご指導に頂き、JD1BLKの局免を取得。現在に至っています。
しかし、その後しばらくしてJD1BKQ 木村さんは台湾に長期出張(BW3/JD1BKQでアクティブなのでご存じの方も多いかと思います。)となってしまい、一方、境浦ファミリーのアンテナシステムは訪れた方々で有効に活用する日々が続いています。そろそろJD1BKQ 木村さんは日本勤務に戻られるようですので、また、BW3が付かないJD1BKQのコールが聞こえてくる日も近いでしょう。
■2007年ゴールデンウィークのアンテナメンテナンス
| 今回常設したアンテナです。一番大変だったのは、アンテナ設置ではなく、ローターと取り付け台のネジ位置合わせ。ローターのネジ穴と取り付け台のネジ穴が微妙に合わず、JD1BLY/JI5RPT
小柳さんが、コン柱の上で1時間も電気ドリルでネジ穴を広げ、やっと4本ネジで止めることが出来ました。上: ミニマルチ HB065DXC 6m用
5ele,下: ミニマルチ HX52A 14/18/21/24/28M用 2ele. ローター付きです。 |
実は、2006年のゴールデンウィークにもJD1BKW/1 北川さん(現在、三宅島に長期出張中)にお手伝い頂いて、ファミリーの敷地内にあるコン柱にローター付き常設アンテナの設置準備を始めていました。なんせ私はゴールデンウィークくらいしか小笠原に行けませんので、「アンテナが建ちました!」とご報告できるまでに1年もかかってしまいました。2006年のゴールデンウィークには、JA7YAA(東北大学アマチュア無線クラブ)からご提供頂いたコン柱用のローター基台をコン柱に固定。とりあえず、18/24Mの2エレを固定ビームとして借り載せし、JD1YBOのHX52Aの傷んだトラップ(アンテナを頻繁に上げ下ろしすると、何処かにぶつかった衝撃でトラップが傷んでしまいます。)を持ち帰り、ミニマルチに送ってチェックしてもらい、新しいトラップコイルを作ってもらいました。2007年にその新トラップを境浦ファミリーに持ち込み、それをHX52Aにネジ締めしてメンテナンス完了。ミニマルチのHB065DXC(6m用5エレ)と、メンテナンスの完了したHX52Aをスタックにして常設。各同軸は8D2V,ローターケーブルと共に50m程引いてプレハブに引き込み、常設完了です。
従いまして、2007年5月現在、このコン柱アンテナ群で、14/18/21/24/28/50MHzでビームアンテナ+ローターを使用した運用が可能です。

| プレハブの上のルーフタワーにサテライト用八木を設置。もちろん、HF用の八木でも載せられます。 |
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| ルーフタワーの敷き板は、ご覧のように厚手の新品に交換。ステーもしっかり張り直しました。 |
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次に、プレハブの上のルーフタワーのメンテナンスですが、このルーフタワーは常設して5年程の歳月が流れており、ルーフタワーの底の敷き板は腐り、ステーもずいぶんと伸びてしまっていました。敷き板は境浦ファミリーのオーナー
遠藤さんから頂いた、厚手の板に交換。ステーも張り直して、ターンバックル類の多くも新品に交換しました。ローターは問題なく動作しますので、このプレハブの上のルーフタワーは、持参アンテナ等を上げれば、コン柱のアンテナ群と共にビームアンテナを使用した2波同時運用が可能になります。
■境浦ファミリーからの運用に際して
境浦ファミリーにはお貸しできるリグは用意されていません。(これは、ご存じの通り、日本の電波法では、リグを貸し出すことが出来ないからです。)運用を行う際は、リグ,アンテナチューナー,電源等は必ずご持参下さい。特に、HF〜50MHzまで使用できるアンテナチューナーは、必ず準備して下さい。コン柱のアンテナ群は、スタック間隔が1.2mしか取れていませんので、相互のアンテナの干渉が若干有り、VSWRは高いところで2程度になります。アンテナチューナーを併用しませんと、リグのプロテクトがかかり、フルパワーが出せなくなる恐れがあります。
境浦ファミリーのプレハブには、6ヶ口のACケーブルタップ(1500W)と13.8V 20Aのスイッチング電源が用意されています。但し、13.8V 20Aのスイッチング電源は、HF運用時の6mの待ち受け用リグに使う等、あくまで予備電源してご使用することを前提に、持参する無線機器をご検討下さい。運用の100%をこのスイッチング電源に頼りますと、もし壊れた場合、QRTせざろう得なくなります。
| プレハブ内は、ご覧の通りローターコントローラー2台,スイッチング電源,ケーブルタップ等があります。今までは、使う度にローターケーブルをローターコントローラーにネジ止めしていたのですが、2007年5月からは、ローターケーブルをローターコントローラーに接続したまま、机の上に置くようにしました。 |
プレハブの上のルーフタワーには自由にアンテナを仮設することが出来ますが、載せられるアンテナとしては、14/21/28Mの4エレトライバンダー位が限界でしょう。やる気になれば、7/10Mのロータリーダイポール程度までは載せられますが、この場合、プレハブの周りの立木が邪魔をして、ローターでアンテナを回せなくなるでしょう。
プレハブの上のルーフタワーに設置したアンテナは、運用終了後に必ず降ろして下さい。プレハブの上のルーフタワーにアンテナを常設しないのは、台風時の被害を避ける為です。最近は、境浦ファミリーに頻繁にアマチュアが訪れていますので、もしかしたらリレー運用(先発グループが建てたアンテナを後発グループが使用してからアンテナを撤収する。)をご計画されるグループがいらっしゃるかも知れません。その際は、後発グループは運用終了後に必ずアンテナを撤収して下さい。特に6月〜10月までは、小笠原を台風が通過する恐れがあります。その際アンテナが建ったままですと、アンテナはともかく、プレハブが致命的ダメージを受ける恐れがあります。これだけは、十分にご認識下さるようお願い致します。
境浦ファミリーのアンテナ設備はレンタルシャック風であって、レンタルシャックではありません。従いまして、使用料は無料です。常設されたアンテナは、経年変化によっては調子が悪くなることがあるかも知れませんが、もしそのような状況に遭遇された際は、その際の責任は誰にも無いことをご理解下さい。あくまでレンタルシャック風であって、海外にあるような有料のレンタルシャックではありません。
■境浦ファミリーに予約される際は
最近多くのアマチュアがファミリーを訪れ、ブッキングも発生しています。境浦ファミリーに予約を入れる際は、必ず、「アマチュア無線をやります。プレハブを使わせて下さい。」とお伝え下さい。なにも言わずに境浦ファミリーに行かれますと、既に他の方が運用していた場合、運用が出来なくなる恐れがあります。ハムのメッカとして周知されているということは、300万人のアマチュアの何方かが同日に予約を入れている可能性も十分にあるわけです。
境浦ファミリーのホームページは以下です。ご予約される際は、電話で確認を取られた方が良いでしょう。
「境浦ファミリー」のホームページ
■最後に
本説明は、境浦ファミリーから出力200W以下で運用される方向けにお話ししています。これは固定局免許を取得される場合でも、200Wを越える出力での運用は落成検査が必要となりますので、事前に境浦ファミリーを訪ね、様々な情報を得て諸事情をご理解頂けると考えるからです。
しかしながら、あえてお伝えしておきます。境浦ファミリーのプレハブのブレーカーは100V 15Aです。そして、これだけは忘れないで下さい。常設アンテナであるHX52Aは、28Mに限ってはSSB/CWで200W,RTTY,PSK31,SSTVでは100Wを越える出力では運用しないで下さい。これ以上の出力で運用されますと、トラップコイルが発熱して共振周波数がずれ、VSWRが上昇します。この状態にお気づきになりませんと、トラップコイルを焼き付かせる恐れがあります。
■御礼
境浦ファミリーのアンテナ常設に伴い、コン柱へのローター取り付け台とローターケーブルをご提供頂いたJA7YAA 東北大学アマチュア無線クラブ,新品の8D2V 100m巻きと5D2V 100mをご提供頂いたJARL QRP ClubのJA1BVA 齋藤さん,ローター台取り付け工事に多大な時間ご協力頂いたJARL QRP ClubのJD1BKW 北川さん,そして、ミニペディーの貴重な時間に多義に渡りアンテナ設営にご協力頂いたJD1BLY/JI5RPT 小柳さん,JD1BMH/JG7PSJ 川野部さんに御礼申し上げます。 |
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