| Palau Rental Shack Report Mar/2006 |
この度、パラオにニューレンタルシャックに行って来ましたのでご報告致します。このレンタルシャックは、昨年(2005年)の春頃から計画があったようで、昨年の夏頃にはプリオープンしていました。その際ちょっと使わせてもらったのですが、当時は14〜28Mまでのアンテナで1オペのシステム。その後もう1本ルーフタワーを上げて2タワーとし、2オペのシステムが完成しています。

レンタルシャックのあるウエストプラザバイザシーホテル。
屋上のアンテナはほとんど見えません。下から見て目立たない
ようにアンテナを建ててありますので、見えないのが普通です。
リグはTS−570S(G仕様) 2台と、HL−1Kfx 1台の構成。電源は30AのSW電源が2台有り、2オペで1人が500W,もう1人が100Wで運用できるようになっています。

私は一人で運用しましたので、電源は1台だけ使用。
TS−570S 2台とHL−1Kfxの組み合わせ。6mは50.110MHzの
常時ワッチです。机はしっかりしており、運用上の問題はありません。

これがアンテナ切り替え器。ローターケーブルとアンテナ切り替え器は、
上のコネクターを差し込むだけでセットアップ完了! 優れ物です。

6mは開きませんでしたが、なにか?
冗談はさておき、常時ワッチは問題なく出来ます。
アンテナは、写真を見て頂くとおわかりかと思いますが、タワーは2つあり、1つはホテルの4階の屋上に18/24Mの2エレと14/21/28Mの3エレのスタック,もう1つは3階の屋上に、3.5/7MのDP,10Mのループ,6mの5エレ,14/21/28Mの2エレのミニクリスマスツリーです。

上が18/24MHzの2エレ。下が14/21/28MHzの3エレです。
アンテナの地上高,ロケ共に抜群。良く飛んでいたと思います。

上から順に3.8/7MHzの逆V,その下が10MHzのループ,6mの5エレ
(JA固定),14/21/28Mの2エレ(これは向き的にEu固定)の構成です。
10MHzのループが良く飛びました。見ての通り、フォールデットダイポールを
引っ張ったような張り方ですが、飛びは明らかによかったです。このアンテナは、
ワイヤーアンテナを吊している関係上、回転させることは出来ないようです。
1オペで利用すると昼間は14〜28Mで運用しながら6mの常時ワッチが可能です。2つのタワーは十分なセパレーションが得られており、14〜28Mの運用が6mに被ることはありません。その他のアンテナの組み合わせも一応に試しましたが、2オペによる2波同時運用は問題なく出来るでしょう。
制約事項としては、このホテルは原則的に持ち込みアンテナの設置が出来ません。屋上に出られませんので、ダマテンでアンテナを建てるというのは無理です。また、ホテルはPPRのような庭はありませんので、地面からアンテナを建てる事は不可能です。一応に3.5〜50Mまでアンテナがありますし、特にアンテナを建てる必要もないかと思います。ロケ的には、最高の部類でしょう。W,JA,Eu方向に障害物無しのどっ開けです。
リニアを持ち込む際は、200Vが使えませんので注意が必要です。旅行会社より、アンテナ切り替え器の耐入力の関係から、HF:1kW,6m:100Wまでしか対応できないと説明を受けています。

ベットは、ラブラブのダブルベット1つです。ホテルのマネージャーから聞きました
が、無線のお客さんが宿泊する際は、エクストラベットを1つ入れるそうです。
■ 3.8/7MHzの運用について
ちょっと気になったことを書いておきますが、3.5/3.8/7MHzで、時よりS7〜9位のノイズが10〜20KHz位の幅で発生します。原因はよく分からないのですが、これに巻き込まれるとQSYする以外に方法はありません。それから、アンテナは現状3.8/7MHzでVSWRを落としてありますが、今一歩という感じで、HL−1Kfxを使った運用は出来ません。7Mでキーダウンすると、HL−1Kfxのプロテクトが働いてしまいます。7MHzでTS−570Sのオートチューナーを働かせれて100W運用を行いましたが、SSBでも呼ばれますし、帰国してからしてからクラスターを見る限りは、100Wでも”Strong”とレポートが上がっていますので、更なる改善が施されるまでは100Wで運用を行うしかないでしょう。同様に、3.8MHzもHL−1Kfxを使うとプロテクトが働いてしまいますので、TS−570Sのオートチューナーを働かせた100W運用しか出来ません。3.8MHzは、一応100Wで3分位CQを出しましたが、応答が無いので直ぐに止めました。(笑)
■ 6mの運用について
これもよく分からないのですが、時よりS5〜7位のノイズが広帯域で発生します。50.110MHzで待ち受けを行っていると、突然「ガーーーー。」とノイズが上がるものですから、その度に6mをチェックして空ぶりに終わるわけです。これも、ノイズが出る時はしょうがないと思えば、たいしたことではないでしょう。
■ その他のバンド
10〜28MHzまでは、私が気になるようなノイズはありませんでした。何ら問題なく運用できるでしょう。
■ ちょっと聞いた話
3.8/7MHzの逆Vですが、3.5/3.8MHzを諦めて、7MHzのシンプルな逆Vに変更しようという計画があるそうです。今のところハッキリしていないそうです。ちょっと小耳に挟んだだけです。
■ 最後に
実質3日間の運用でしたが、コンディションが悪い中でも、久しぶりに1,000局/日オーバーのQSOが出来ましたし、ウエストプラザバイザシーホテルのレンタルシャックは、こじんまりとしたシステムですが、高いパフォーマンスは発揮できているのではないかと思います。それに、旅行費用を電卓で叩くと、安心感があって、けっこう割安なのです。私は、今後もちょくちょく利用させてもらおうと思っています。
最後に、よく聞かれる旅行費用についてお話しします。コンチネンタルの成田−グアム−パラオの往復航空券が税コミコミで約10万円。ホテルの宿泊費が100ドル/日,現地の送迎が往復30ドル。免許取得費用は、コミコミで1万円かかりません。もし2人で行かれるのであれば、ホテルの宿泊費は50ドル/日になります。だいたいの概算は以下の通りです。
● 一人旅で4日宿泊
航空券: 10万円,ホテル代: 4万8千円(クレジットカード可),
レンタルシャック使用料:9,600円,送迎3,600円,締めて16万円也。
(ライセンスを取得する際は、更に1万円位必要)
● 二人旅で4日宿泊(一人の料金)
航空券: 10万円,ホテル代: 2万4千円(クレジットカード可),
レンタルシャック使用料:9,600円,送迎3,600円,締めて14万円也。
(ライセンスを取得する際は、更に1万円位必要)
まあ、グアム+「3〜5万円位]という感じです。以上ご参考までに。
|
|
|
|